方位、傾斜角によって発電量は変化しますか?
太陽光発電の場合、発電量は設置場所の井戸、天候、設置方向、設置角度、通風状況等の設置状況に影響を受けます。設置面を南面とするともっとも発電量が多く得られますが、外観や屋根の構造を考えて設置していきますので、必ずしも南面に設置できるわけではありません。また、傾斜角も太陽光発電に最適な角度は20~30度といわれています。
(方位角)
南面を100%とすると、
東南面95.1% 南西面95.1%
東面83% 西面83% 北面63%
(傾斜角)
20~30度が最適で、角度が大きくなるに従い発電量が下がっていく傾向があります。ただ、角度0(つまり、真上を向ける)が最適というわけではなく、太陽の出ている方向により長く向いているほうが良いので、20~30度が最適となるわけです。
曇りや雨・雪の多い地域の発電量は?
曇りでは晴天の1/2~1/10、雨では1/5~1/20となります。
太陽光発電では入射する「光の強さ」に発電量が比例しますので、曇りや雨では当然光が弱くなるため、晴天に比べ、発電量が少なくなります。また、パネルに積雪した場合は、太陽光発電による発電は期待できません。モジュールに光が届く程度の積雪であれば、熱で雪が溶ける可能性もありますが、積雪量が多い場合は太陽電池に光が届かないため、発電はできません。
太陽光発電の場合、雪が多い地域では、雪がパネルから滑り落ちる角度に設置し、補高台を置いて積雪以上の高さに設置するなどの工夫が必要となります。
発電した電力は蓄電できますか?
蓄電池を設置して昼間太陽光発電で発電した電力を夜使うことは可能です。ただし、現在は蓄電池の費用が高いため、夜は電力会社の電力を使うのが一般的です。
住宅用は、昼間にあまった電力を売り、夜は電力会社の電気を買うシステムを採用しています。現在は電力会社が余剰電力を買い取る制度があるため、このような方法がとられています。
ごみやほこりは発電量に影響ありますか?
ごみやほこりは太陽光発電の発電量に影響を与えます。表面で太陽光を受ける量が多少減ることになるからです。ただし、平均的な都市部で、出力低下は5%以下といわれています。また、雨や風で洗い流されるとほぼ元の能力に回復します。したがって、こまめに掃除を行うほどの必要性はないと思われいます。
ごみやほこりで注意が必要なのは交通量の多い道路に隣接している場合で、油性浮遊物が付着して雨では流されないケースです。
温度と発電量は関係ありますか?
太陽光発電では光の強さが発電量に比例することから、温度が高いほうが発電量増えるという誤解をしがちですが、実は温度が上がると発電効率は下がります。
夏場の太陽光発電モジュールの表面温度は70度程度ですが、この条件下において、結晶系シリコン電池は20%程度、アモルファスシリコン太陽電池では10%程度発電効率が下がるといわれています。日射量が多い時期は気温も高いので、温度への強さの改善も太陽光発電で今後望まれる技術です。
季節による発電量の変化はありますか?
はい、あります。晴れた日が発電しやすいこともあり、4~9月が発電量が多く、梅雨の6月や冬は発電量が少なくなります。
日照時間が長く日射量が多い8月が発電量が多くなる傾向がありますが、一方で温度上昇は発電効率を下げますので、比較的日照時間が長く気温も涼しい5月も発電量が多くなります。太陽光発電は自然エネルギーだけに季節の影響は受けやすくなっています。