KDDI太陽光発電活用した携帯基地局増設

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KDDIが太陽光発電と蓄電池、通常の電力の3種類の電源を活用する「トライブリッド」式携帯電話基地局の設置を増やします。
2010年8月27日に沖縄県に新設し、9月末までに埼玉や高知、愛媛、新潟の各県にも置いて計11局を稼働させる予定です。

KDDIでは2009年12月3日から新潟県新潟市で第1号機の運用を開始していましたので、今回はそれを拡大するものです。
トライブリッド基地局は従来より消費電力を最大3割削減できるとされ、環境負荷も減るため、耐用性やデータを検証したうえで本格導入を目指します。

基地局は通常、全時間帯を通じて常に一定の電力を消費し続けますが、トライブリッド方式では、昼時間帯の1/3程度の価格である深夜電力を使って、23時から翌朝7時まで蓄電池の充電を行い、朝7時以降はこの充電分を消費しながら、さらに太陽光発電の発電分もあわせて基地局へ電力を供給する方式です。さらにそれでもまかないきれない分を、商用電力で補填するという仕組みです。

これは住宅でも活用できそうな仕組みですが、住宅用に活用する場合は、太陽光発電のシステムはかなり値段が下がっている一方で、やはり蓄電池の値段が課題になります。

沖縄セルラー電話と共同で沖縄県北部に新設した基地局では、太陽光パネルと基地局の一部の部材を一体化するなどの工夫で導入コスト削減や工事期間の短縮につなげているとのこと。台風への耐久性を調べるほか、高知では鉄塔に太陽光パネルを設置するなどの実験を実施し、発電効率の向上に取り組む予定です。

また、今回は蓄電池「蓄電用標準電池システム」を三洋電機が提供します。従来、携帯電話基地局のバックアップ用電池には、鉛蓄電池が多く使用されてきましたが、KDDIは、蓄電池の小型・軽量化や長寿命化、鉛金属削減による環境負荷の低減を図ることを目的に、当社製「蓄電用標準電池システム」を用いた検証を埼玉県と愛媛県のau携帯電話基地局で実施するものです。

携帯電話の通信設備は膨大な電力を消費します。
太陽光発電の有効な活用は環境負荷を減らすうえでも有益な試みとなりそうです。
(参考)
【「蓄電用標準電池システム」の仕様について(1台あたり)】
搭載本数:312本
出力電圧:平均48V(39~52V)
電池容量:33.6Ah
総電力量:1613Wh
サイズ:438×386×80mm(約13.5l)
質量:約19kg
通信機能:通信インターフェース内蔵(自己診断機能等)

【「蓄電用標準電池システム」の特長】
1.蓄電専用セルと高信頼性システムの組み合わせにより長寿命、メンテナンスフリーを実現
2.汎用性の高い19インチラックに適応したデザイン
3.鉛電池からの置き換えが容易

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