三菱地所も太陽光発電マンション
三菱地所が今後開発するマンション全棟に太陽光発電を導入するというニュースがありました。
これまで、このコラムでも、
三井不動産のマンションでの事例(http://www.etaiyo.com/blog/archives/106)、
伊藤忠都市開発の事例(http://www.etaiyo.com/blog/archives/14)、
オリックスの事例(http://www.etaiyo.com/blog/archives/124)
を紹介してきました。
従来は一戸建てや公共施設などに実質的に限られていた太陽光発電が一気にマンション市場に広がる兆しとみていいでしょう。
三菱地所は、2011年度は新築物件20~30棟、既存のマンション70~80棟合わせて100棟に導入を目指す模様です。新築マンションは全棟になります。ただ、既存のマンションは、マンションの管理組合の同意が必要ですので、組合の総会などを通じて導入を促しておくものと思われます。
三菱地所は、三菱商事などが出資する電力供給会社の中央電力と組んで、発電能力が5kWの太陽光発電パネルと変電設備を各マンションに設置する予定です。投資額としては1棟あたり数百万円となります。
マンションに居住する側のメリットとしては、太陽光発電の電力を共用部(廊下・駐車場など)で使うことにより、光熱費を抑えてマンションの管理費を下げられることにあります。もちろん、導入費用が数百万円はかかりますが、管理組合の余剰資金を活用すればよいので、居住者の懐をいためることなく管理費を下げることが可能になると思います。一時的に資金は減りますが、太陽光発電への投資を資金運用と考えればいいでしょう。
また、環境配慮型のマンションとして資産価値の向上になるのも居住者(所有者)のメリットになりそうです。
一方、三菱地所側のメリットとしては、ブランドイメージの向上のほか、太陽光発電によるCO2排出量の削減分について、排出枠を獲得できることにあります。
今回の太陽光発電システムの導入による排出量の削減につき「グリーン電力証書」の発行を申請する方針で、東京都規制などに対応する方針とのこと。
太陽光発電を活用した排出権の獲得としては、ミサワホームが同社の一戸建て購入者に対して同様の取り組みをしています。
今後、ハウスメーカーやマンションデベロッパーで、同様の取り組みが広がっていくことも考えられます。
いずれにしても、従来は一戸建て中心であった太陽光発電の導入がマンションへも広がっていく動きは歓迎したいと思います。
Tags: 太陽光発電マンション
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