太陽光発電の施工資格者増員

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太陽光発電の取り付けを行うのは主に工務店、電気工事店になります。

そこで、太陽光発電のメーカー各社は、自社の製品を取り扱う工務店や電気工事店に対し、各社が独自に設けた研修の受講、資格の取得など求めて教育研修を強化しているというニュースがありました。市場の健全な拡大のために有意義な動きだと思います。

各社の狙いとしては、自社の商品の施工を確実に行える作業者を増やすことで、結果として販売を強化することにあります。

一方、太陽光発電の急拡大により、訪問販売のトラブルの増加が聞かれますが、同様に施工時におけるトラブルも増えてきています。
たとえば、国民生活センターに寄せられた苦情も2009年は30件と2008年に比べ13件増えたと言います。
実数としては多くないかもしれませんが、全ての施工会社が確実な工事を実施できていないということでもあると思います。
トラブルの事例としては、屋根に架台(太陽光発電パネルを載せる台)を設置する際に屋根にあける穴のふさぎ方が甘く、隙間から雨漏りがするというような事例も聞きます。
そのようなトラブルを防ぐためにも確実な工事ができる施工会社および作業者が増えることが望まれています。

また、メーカー各社は施工資格者数について、目標数値を設けており、パナソニックでは2010年度末までに17,000人、三菱電機は16,000人、京セラは10,000人、シャープは20,000人の有資格者を育成する目標です。また京セラでは現場を監督できる「京セラ・ソーラー施工士」も1,000人に増やす方針です。
各社研修施設なども設けて実地の講習を行っています。

ところで、これらメーカー系ではない独立系の育成施設として、一般財団法人「太陽光発電工事専門校」という専門校があります。
日本初の専門校として、埼玉県川口市に研修所を設け、3か月にわたる実践的なプログラムが組まれています。
同社HPから抜粋した講義内容は次の通りです。
 
・1、2か月目
資格取得のための実践的な知識・技術の習得
「太陽光発電」や「オール電化」の仕組みや知識の学習に加え、これらの仕事を行う上で必須である電気工事士2種合格を見据えた学科および実技講習。
◎「太陽光発電」の概要・仕組み・施工までの知識の学習。太陽光発電工事に欠かせない建築構造の基礎学習。
◎エコキュートやIH調理器をはじめとする省エネ設備の概要・仕組み・施工までの知識の学習。
◎1/1スケールの研修用住宅を使い、住宅内や住宅外での実際の現場と同じ状況で太陽光パネル機器やオール電化製品の設置技術を習得。

その他、年に1度実施される電気工事士2種取得のための学科、実技プログラムを用意。本校が資格取得までわかりやすい授業で合格に導きます。
 
  
・3ヶ月目 
現場実習
◎構内で学んだ講義や実技を活かし、現役の職人である講師と共に現実の顧客に実際の設置工事を行う。
◎講義や実技で学んだ「太陽光発電」や「オール電化」に関する知識や技術を実際に現場で体感。
 
「太陽光発電」や「オール電化」の工事には、電気工・大工・給排水設備工・基礎工の4業者にまたがる専門スキルが必要とし、4業者にまたがるスキルの習得を目指した専門校となっています。

今後、太陽光発電の施工数が急激に増えることは間違いなく、健全な発展のためにも、メーカー、独立系教育機関、あるいは国や自治体も協力して、技術者育成が進んでいくことを期待したいと思います。

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